| 【第20回目
3月号】
訪問者のなかには、突然やってくる
人もいれば、きちんとアポをとって
訪ねてくる人もいる。あるいは酒屋
さんのように、定期的にやってくる
人がいるかと思えば、1年に1度、
それも決まった時期にやってくる人
たち…なんてのもいます。

いかにも現実的な話で恐縮ですが、
女の子がいるご家庭では、お雛さま
をどこに飾るかで、結構、頭を悩ま
せるものです。かくいう我が家にも
娘が2人いて、しかも、それぞれが
お雛さまを持っているというわけで。
ただでさえ小さい家なのに、と思っ
ておりましたが、2階の収納上部を
見上げた途端、思わず「ここだ!」
と叫んだのでありました。
すっかり“女の子のいる家”らしく
なった我が家に、関西方面からお客
さまが2名、いらっしゃいました。
「こんにちはー」

「こ、これは娘さん…?なわけない
ですよね。誰ですか、この人?なん
だか、気になります…」
建築家S氏は、階段を中ほどまで上
がったところで声を上げました。
「あ!」

急に見える階段も、実際には、それ
ほど怖く感じないとのこと。たぶん
手すりの裏側に隠されている、小泉
さんならではの細やかな心遣いに、
触れてみて初めて気づかれたのでは
と思います。
建築家Yさんが、もっとも気になった
ところは、学生の力を借りて1日で
作り上げた、娘ふたりの部屋。

壁材は牛乳パックの再生ボード、戸
あたりのクッション材はワインのコ
ルク栓、角の手かけ部分は既製のL
金具…。革の把手に思わず触って、
「むぅぅ。これは、かわいい…」

ケンチクではなくコウサクで作った
部屋を、ケンチクカのお二方が興味
津々でケンガクする…。

「普通の建築家にはない、緻密さを
感じます」
ケンチクカ2名は名残りおしそうに
スミレアオイハウスを後にするので
ありました。
「今度いらっしゃる時には、おでん
を作って待ってますからねー!」
04.03.09
スミレアオイハウス管理人
萩原百合
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