ホーム購入の手続きメールマガジン見学会製品ラインナップ
 
戻る>>>

Back Number: 110
  1120
  2130
  3138
『オーナーズボイス』
Back Number3137
9坪ハウス住人のライフスタイル講座 ―
【第31回目 2月号】

「はい、オッケーです!」




撮影スタジオと化したスミレアオイ
ハウスに、カメラマン、デザイナー、
モデルたちが続々とやってきました。
撮影物は、輪島在住の桐本泰一さん
プロデュースによる「漆(うるし)も
の」。桐本さんの仕事を紹介する本を
現在つくっているところなのです。
4月末発行めざして、がんばらねば
ねば!




カメラの邪魔にならぬよう、スタッ
フは2階へ移動。この日は天気もよ
く、室温は20度を越えました。
「この家、本当にあったかいわねぇ」
とは、デザイナーMさんの弁。




直線が美しい漆の花台は、畳の間に
置いてパチリ。うーむ、上品だなぁ。
こうも部屋の雰囲気が変わるとは!




こちらは、漆のダイニングテーブル。
漆というと、つい、ハレの日に使う
椀とか重箱を思い浮かべてしまう。
でも、こんなふうに普段使う家具や
建材に、漆を生かすことだってでき
るんですね。輪島の住宅には今でも
柱や廊下、鴨居などに漆が施される
ことが多く、漆を塗るのは大工仕事
のひとつらしい。普段の暮らしの中
に、ごく当たり前に「漆もの」があ
るのです。




撮影終了後は、いつものようにビー
ル! そしてワイン! ホッと一息
ついたころ、スタッフのFさんに、
この家の感想をたずねると…。




「実は、とある雑誌のグラフィック
デザインを担当していた時、この家
の記事をまとめたことがあって。写
真では、もっとストイックなイメー
ジがあったんです。でも、実際に見
ると違いますね。ちゃんと生活して
るっていうか。何だか、ホッとしま
した(笑)」
「そういえば、この間見学に来た人
も、同じようなこと言ってたなぁ」




写真と文章だけでは、その場の空気
を感じることってできないもんね。
やっぱり、空間は現場検証が一番っ
てことなのかな?


05.2.09
スミレアオイハウス管理人
萩原百合


このコラムは
メールで読めます。



メールマガジン
9坪通信』
の無料購読

【第32回目 3月号】

2月といえば、バレンタインデー。
我が家でも、手作りチョコに挑戦す
る、けなげな美少女3名が集結。




今どきの小学生って、ませてる〜。

まずは、ダイニングテーブルの上で
作業開始。材料を混ぜて、手で丸め
て。あっという間に、一品完成。




のぞいてみれば、丸いチョコを入れ
るカップは二重構造。ラッピングに
凝っていて、見た目はなかなか可愛
いらしい。味はどうだかわかんない
けど。ま、チミたちの思いが伝わる
ことを祈っとるよ。

お昼を食べながら、次なる手づくり
チョコの段取りを打ち合わせ。一体、
いくつつくるつもりなの?




ふと、二階を見上げた友だちの目が、
白い壁で仕切られた部屋を捕まえた。
「あ。あれが、アオイちゃんたちの
部屋? かっこいいー。前は、広場
みたいになってたのに」

この家ができてすぐ、ここに泊った
ことがある、友だちの小梅ちゃん。
当時、小学一年生だった子どもには、
6坪のワークスペースが広場に見え
ていたらしい。

今春には、みんな中学生になるんだ
もんね。大きくなったものよ。




朝一番の買い出しに始まり、3種の
お菓子づくりが終了したのは、午後
7時過ぎ。んー。好きな人に贈る、
心を込めたプレゼントとは、こうも
時間がかかるものなのね。

「小梅は、誰にあげるのよ」「モトコ
のお目当ては?」
思いあまって尋ねてみたら、
「クラスの女の子全員にあげるの!」
だって。ふーん。男の子には誰にも
あげないの?




そんなバレンタインなんて、あり?
今どきの小学生が考えることは、よく
わからんなあ。

05.3.09
スミレアオイハウス管理人
萩原百合


このコラムは
メールで読めます。



メールマガジン
9坪通信』
の無料購読

【第33回目 4月号】

「猫にはたまらない家ですねぇ…」

大きく開かれた窓を見て、そう言う
人がいます。確かにね。うちのピン
ポンは床に寝そべって外を眺めるの
が大好き。自由に飛び交うスズメや
ヒヨドリをいつも目で追っています。

小春日和のある日、やってきたのは
スズメでもネズミでもなく、メスの
三毛猫でした。



「ちょっとおじゃましますよ」




「あら。シャレたおうちねぇ」




「すりすり。ん?、気持ちいいわあ」




「網戸もついてるのね。いいわね」
「なななんだよキミ。勝手に上がり
こむなんて…あああつかましいぞ」




「日当たりバツグンなのねぇ。暑い
くらいだわ」




「よっこらしょっと。縁側も、これ
くらい広いと使えるわねえ」




「お、おい。そそそこはボボボクの
場所なんだぞ!一言くらい断ったら
どうなんだ」




「オトコのくせに、細かいこと言わ
ないの。ちょっとくらい、いいじゃ
ないのさ!」




「家の中もいい感じね。あら。つや
つやの丸柱。あそこで、爪といでみ
たいわあ」
「だ、だめ。あれはボクのもの!」


「けちんぼ!もう帰る!!」



せっかくお友だちになれそうだった
のに。ピンポン、次回はがんばって。


「二度と、あんな冷たい態度はとる
まい…」



押し入れの中で、そう心に誓うピン
ポンでした。


05.4.09
スミレアオイハウス管理人
萩原百合


このコラムは
メールで読めます。



メールマガジン
9坪通信』
の無料購読

【第34回目 5月号】

「もう少し涼しくなったら家に来て。そし
たら鍋を囲もうよね」。なーんて調子のい
いこと言ってたら、冬はあっという間に過
ぎてしまいました。


「ゆりさーん。鍋の話、どーなったんです
かー」。伊賀焼きの土鍋をくれた日野さ
んは、鍋パーティのことをしっかり憶えて
います。まずいまずい!ということで、5
月の連休中にお招きすることにしまし
た。




なぬ?鍋じゃない…ですね、これは。実
は来月、主婦の友社から創刊される雑
誌「スローリビング」の撮影準備をしてい
るところ。器にくわしい日野さんと、器に
くわしくない私がなぜかその雑誌の編集
に関わっているのです。つまり日中しっ
かり働いて、その後ゆっくり鍋をつつこう
というスケジュール。




ガラス、陶器、磁器、すず、漆塗り。




家のウチ、ソトを使って、いろんな素材
のそばちょこを撮影しました。




椅子に載せてカシャッ。




障子を引き出してカシャッ。




全部で9カットでしたが、日没までには
無事終了。「小道具もあるし、家ひとつ
でいろんな生活シーンが撮れる。便利
な家ですねぇ」。




撮影用に準備していた酒の肴で、まずは
お疲れさんの一杯。ふー。ようやっと、い
つもの食卓に戻りました。

「鍋食べに来るー?」と電話したら、マサ
ヤも自転車で現れました。
「この暑いのに、なんで鍋なの?」そう言
っていたマサヤの食欲は旺盛です。




大勢で食べる鍋は、競い合うようなとこ
ろがあって、やっぱり愉しい。普段でも、
鍋料理がよく登場するスミレアオイハウ
スは、鍋の似合う家かもしれないなあ。


05.5.09
スミレアオイハウス管理人
萩原百合


このコラムは
メールで読めます。



メールマガジン
9坪通信』
の無料購読

【第35回目 6月号】

ある日のこと、スミレアオイハウスは 1歳
から 3歳までの小さな子どもたちに、 完
全に包囲されました!

といっても、はじめのうちはみんなおとな
しかったのです。




しかし、それもつかの間のこと。時の流
れとともに、それぞれがそれぞれの場所
で、溢れんばかりの好奇心を発揮して
いきます。




ふーたくんは、階段を何度も上がったり
下りたりしながら、2階を偵察。階下で会
議中のお父さんに向かって、何度も声
をかけます。




「ティッシュとってー」
「はいはいー」

リビングにいるオトナたちは「子どもと暮
らす9坪ハウス」をテーマに、意見交換。
東京ハウスに続く、新しい9坪ハウスプ
ロジェクトは、子どものことを考えた家づ
くりです。興味深いのは、関わるスタッフ
のほとんどが、実生活の上でまさに子育
て中であること。おもしろい提案になるこ
と、まちがいなしですね。




「きゅうつぼはうす?ぼくにはかんけい
ないじょ…」。
1歳になるいわをくんは、床の間が気に
入ったみたい。子どもって、なぜか狭い
ところばかり好んで入っていきます。どう
して?囲まれている感じが安心?10ヶ
月近く、お母さんのお腹の中で過ごした
ことと何か関係あるのかな。




もちろん、室内だけでなく外遊びも大好
き。たんぽぽの綿毛を吹き飛ばしたり、
草花を摘んで花束をつくったり。でも、
それは自分のためではない。その先に
はいつも、お父さんとお母さんがいます。
花束は、一番大好きな人への贈り物に
なるのです。




日が沈み、暗くなってくると、だんだん
子どもたちの動きが鈍くなってきました。
絵本をながめたり、ぬいぐるみに手を伸
ばしたり、どうやら眠りモードに入ったも
よう…。




どんなに離れて遊んでいても、最後は
やっぱりお父さんお母さんの元に帰る。
幼い子どもにとっては、ここがベースで
あり、安全地帯です。

「干渉はイヤだけど、困った時にはいつ
でもこっちを向いてよね!」

戻りたいと思った時、いつでも迎え入れ
てくれる人がいる家。家、そして家族と
いうベースがしっかりしていればこそ、
子どもは安心して外の世界で遊んでい
られるのでしょうね。


05.6.09
スミレアオイハウス管理人
萩原百合


このコラムは
メールで読めます。



メールマガジン
9坪通信』
の無料購読

【第36回目 7月号】

スミレアオイハウスに暮らし始めて
もうすぐ丸6年。これまで、実にさ
まざまな人がここを訪れました。




デザイナーや建築家、職人など、訪
問者の中には、ものづくりに携わる
仕事をしている人が多くいます。ほ
とんどが夫の関係者です。一主婦の
私が、そういった人たちと出会うこ
とは、この家を建てるまでほとんど
なかった。まして、家を介して人と
の出会いが生まれ、人同士がつなが
っていくなんて、思ってもみません
でした。

夫は、家に仕事を持ち込むと同時に、
人を引きいれるようになりました。
つまり、家で打ち合わせが行われ、
またある時は、家がプレゼンの場に
なったのです。

形が先にあるのではなく、デザイナ
ーなど、つくる人の思いから形が生
まれている。そんなことが、私にも
だんだんわかってきました。そして、
自分以外の人のものの見方や考え方
を聞いているうちに、おもしろいな
あ、もっとこの人の話を聞いてみた
いなあと思うようになり、こちらか
ら逆に訪問者を取材することを思い
つきました。




家に似合う自転車をつくってくれた
谷信雪さん。




郵便ポストをデザインした梶本博司
さん。




BC工房の鈴木惠三さんには、おむす
びスツールの座面張り替えをお願いし
ました。




輪島の木地屋三代目・桐本泰一さんか
らは、うるしに関する正しい知識と可
能性を今もなお教えてもらっています。

住人が年を重ねるごとに、建物にも、
少しずつ変化がありました。小泉さん
の指導のもと、娘たちの部屋をたった
一日でつくったこと。




障子と襖を、月桃紙から手漉き和紙に
張り替えるにあたり、美濃の加納さん、
保木さん、家田さんそれぞれに、思い
を形にしていただいたこと。




スミレアオイハウスを舞台に生まれた
17のおはなし。9月には一冊の本に
なる予定です。


2005.7.09
文:スミレアオイハウス管理人 萩原百合  
写真:岩谷みちほ



このコラムは
メールで読めます。


メールマガジン
9坪通信』
の無料購読

【第37回目 9月号】

夏のある日、段ボール箱をかかえた
訪問者が、続々とやってきました。

「よいしょ、よいしょ…」。




スミレアオイハウスで写真を撮りた
いと言われたので、いいですよって
答えたけど。




「えーっと、何の撮影だったっけ?」
「いやだなあ。この間、ちゃーんと
説明したのに。デザイナー数名と、
福井県の企業が協力してつくった商
品を紹介する本の撮影です。その名
も『おいしいキッチン』。きょうは、
朝ごはんから夜ごはんの風景まで、
ばっちり撮らせてもらいますよ」




「ああ。たしか酒井俊彦さんがプロ
デュースしたって言ってましたね。
水きり、切れ味抜群の包丁、まな板、
それから…」




「あ。冷蔵庫に布巾がかかってる…」
「すみませーん。これも開発商品なん
です。かわいい絵柄なんですよ」




「はっ。いつもの丸テーブルがなく
なってる!」
「これ、五十嵐久枝さんがデザイン
したテーブルなんです。天板の下に
ものが置けるスペースがあるんです。
いいでしょう」




「うう…。確かに、このゆるやかな
ラインがいい感じ。こういうのもい
いなあ(ごめんちゃい、小泉さん)。
朝ごはんもおいしそう」




続いて、テーブルにはお昼ごはんが
並びます。キッチンにはカジュアル
な照明器具がぶら下がり、




壁を見れば、カラフルな野菜ネット
がずらり並んでる。どう見ても、ス
ミレアオイハウスらしからぬ風景。




「はっ。2階の私のデスクが、いつ
の間にか酒井俊彦さんの仕事場にな
ってる!」
「ちょっとだけ貸してくださいね」
「ちょっとだけよ…。何だか家ごと
乗っ取られそう」




「ささ。夜ごはんのシーンで終わり
ですね。障子を閉めて、はいOK。
これでお・し・ま・い。みなさん、
お疲れさまでしたー!!」




日が落ちて、外は真っ暗。でも、み
んながんばってお片付け…と思って
いたら、なんと畳の間でゆうゆうと
仕事をしてる人がいます。編集者の
高木さんです。
「もしもーし。撮影は、無事終わり
ましたよー」




「も、もうちょっと…。ここ、事務
所より快適です。仕事がはかどる…」
「はいはい。また来ていいですから。
きょうは、これにて一件落着!」

2005.9.09
スミレアオイハウス管理人
萩原百合



このコラムは
メールで読めます。


メールマガジン
9坪通信』
の無料購読

最新号を読む>>>
 
ホーム購入の手続きメールマガジン見学会製品ラインナップ
スタッフ募集会社概要コンセプトデザイナーズファイルプレスリリースプライバシーポリシーお問合せ
- 9tubohouse.com web site version1.0β -
copyright 2002-2004,commdesign inc. all rights reserved.
 
produced by