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9坪ハウスの原型『最小限住居』レポート
―建築家 故・増沢さんの「最小限住居」(現在の淀川邸)に
行って来ました―
増沢建築設計事務所のOBでいらっしゃる淀川潤三さんが軸組みを受け継ぎ、半世紀たった今も住み継がれている9坪ハウス/最小限住居に、AP通信の記者の方と一緒に行って来ました。
最大6人家族が暮らしたこともあるという9坪ハウスはやはり貫禄が違いました。。。

2002 65日 水曜日
■東京都世田谷区 淀川邸 (最小限住居)
■AP通信社の取材に同行して

移築された当初は100坪以上はあったという敷地も現在は
分割されて南北西の3面は建物に囲まれています。
 
  玄関へのエントランス。 西側の細い路地からアプローチ。多彩な植栽が印象的。
 
  居間の通し柱。
右手奥の方がオーナーの淀川潤三さん。
左手前の方が建築家 故・増沢洵さんのご長男で、この最小限住居に中学校まで住んでいらっしゃった建築家 増沢幸尋さん。
興味深い当時の話をお聞きしました。
 
  居間のソファーと書架。部屋のレイアウト、装飾については奥さんが一手に引き受けていらっしゃるとのこと。
 
  2階北東の角からの内観。 移築当初は通し柱に梁だけが通った9坪の吹き抜け空間だった部分は床が張られて総二階に。
仕切りがまったくない9坪のワンルームになっていました。
 
  天井に貼られたポスター群。 創作の意図については奥さんがいらっしゃらなかったのでお伺いできませんでした。
 
  増築された北面。 1Fはトイレとバス、2Fはクローゼットとして使われていました。
 

「最小限住居」を訪れて
なんといっても、住まい手の淀川さんの人柄が表れた居心地の良い空間だな、という印象が強かったです。写真でみる増沢さんがお住まいの頃のシンプルでモダンな「最小限住居」とは対称的に、非常に有機的でにぎやかな雰囲気がありました。
吹き抜けはなく、階段の位置も違っているのに、3間x3間のスケール感は東京三鷹にある9坪ハウス/スミレアオイハウスと一緒なのも不思議でした。
スミレアオイハウスの萩原さんもおっしゃっていた「これなら後から(増築・改築など)自分でも考えて楽しめる家」という言葉にも妙に納得できた貴重な訪問でした。

取材をアレンジしてくださった増沢さん、また快くインタビューを受けてくださった淀川さん、本当にありがとうございました。            

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水藤祐之
& スタッフ一同

 
 
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